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2005年08月06日

全国連絡会 第6回会合のご案内
いよいよ判決が近づきました

チラシはこちら

呼びかけ人、賛同者、支援者各位

鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会
第6回会合の開催案内

2005年8月5日

全国連絡会代表 篠原 三郎

 本格的な夏の季節を迎えております。いかがお過ごしでしょうか。
 日頃は、鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会へのご支援、ご協力をいただきまして、誠に有難うございます。鹿児島地方裁判所での審理は、5月17日の第15回口頭弁論をもって結審となりました。今月30日には、いよいよ判決が出されます。裁判を通じて、学園側の不当性と、解雇には何ら根拠がないことが明らかにされてきました。勝訴を確信して、判決を待ちたいと思います。
 さて、判決後の9月18日に下記の要領で、第6回全国会合を開催いたします。当日は、三教授にも参加いただく予定です。全国会合の後には、鹿児島国際大学教職員の身分を守る会の代表の方にも参加していただき、「鹿児島国際大学事件判決の意義を語る」と題したシンポジュウムを開催いたします。また、学術人権ネットワークの片山一義事務局長からの特別報告も予定されています。夕刻よりは、三教授を囲んだ懇親会を予定しています。
何かとお忙しい時期ではありますが、多数ご参集くださいますようお願い申し上げます。

日時:2005年9月18日(日)14:00〜
    場所:京大会館 102号室
       地図は、同封のチラシをご参照下さい。
    内容:1)鹿児島地裁判決の報告
       2)活動経過報告
       3)今後の全国連絡会の活動方針と体制について
       4)財政報告
       5)その他

 
 
 
2004年1月7日

全国連絡会代表 篠原三郎
2005年を迎えての挨拶

 新年をお迎えのことと存じます。
 旧年は、鹿児島国際大学三教授支援の取り組みに一方ならぬご支援を賜りまして、まことに有難うございました。「不当解雇」事件が起きてから足掛け四年に入る今年、地裁での決着がいよいよみられるのではないか、と思われます。
 三教授からの「仮処分申請」に対しては「法的に争う」と当初豪語していた学園当局側の主張、その他もろもろの画策も、その間、法廷の場でことごとく却下されつづけてきました。学園側の謝罪と経営責任を改めて問いたくあります。
 一日も早い、三教授の勝利と職場復帰、名誉回復を願わないではいられません。ご家族の思いを察するにつれいっそう、たえられぬ気持ちになります。冤罪は晴らさなければなりません。
 しかし、なにを仕掛けてくるかもしれない学園当局、したたかな連中相手、最後の最後まで息を抜くことなく、慎重であらねばならないと思っております。
 今後ともよろしくご支援いただきますよう、お願い申し上げます。

臘梅(ろうばい)の匂いただよう朝の道あらたまの年よくぞありたき

2005年1月1日
篠原三郎


 
 
 
2004年12月30日

第5回全国連絡会全国会合開催(京都2004/09/12
下山房雄氏記念講演 「戦後日本の大学問題と鹿児島国際大三教授解雇事件」 を掲載

T はじめに−私の大学論の背景 
U 鹿児島国際大学事件と私学のワンマン体制
V 産業としての大学と産業民主主義の歴史
W 戦後日本の大学自治の3類型
X むすび−日本の大学発展の途

下山房雄氏記念講演「戦後日本の大学問題と鹿児島国際大三教授解雇事件」 (全文)はこちら≫

 
 
 
2004年08月13日

全国連絡会 第5回全国会合 9月12日に開催! 

 鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会は,9月12日(日),キャンパスプラザ京都にて,第5回全国会合を開催します。皆様のご参加をよろしくお願いします。

 当日は以下の演題で下山房雄氏(前下関市立大学学長)をお迎えし,記念講演が行われます。
 記念講演
 「戦後日本の大学問題と鹿児島国際大学三教授解雇事件」

 詳しくは,ポスターを参照して下さい ≫

 
 
 
2004年07月06日

全国連絡会編 『いま、大学で何がおきているのか−市民のための「大学改革をめざして−』刊行に対する全国からのメッセージ公開!


全国連事務局編『いま、大学で何がおきているか』へのメッセージ

*本訴での勝利を確信しております。ささやかな募金、刊行の負担として。(T)

*このたたかいに克つことが、全国の教育反動化粉砕の突破口になります。ご苦労さまですが、頑張ってください。(K)

*「無理が通れば道理ひっこむ」ような世情ですが、道理が通りつつあることを、うれしく力強く存じます。(G)

*本は他人事ではなく拝読しました。「下山氏の意見書」は良識を代表する見解であると思いました。(U)

*貧者の一灯です。会と三教授の健闘を祈りつつ。(F)

*私もA大年金10%不当削減について裁判をやりましたが、時間はかかり、カネもかかり、その上、精神的苦痛もはかりしれないものです(相手は大学のカネで裁判ができます)。
まして、お三方のご苦労は並のものではなく、心から支援いたします。(Y)

*立派な闘いの記録・総括の書『いま、大学で何が…』の出版をお慶び申し上げます。全国どこの大学にもよそごととは思えない、貴重な教訓として学ばせていただきます。(M)

*『いま、大学で何がおきているか』拝読しました。とくに最後の下山意見書を読んで得心しました。……(以下、省略)。(K)

*本当にお疲れさまです。勝利することを祈っています。早く元の状態に戻れるといいですね。和平の道はないのでしょうか……。(Y)

*いつもご苦労様です。国立大学の法人化に伴う学者・研究者の労働条件向上にご努力のことと思います。……(以下、省略)。(H)

*貴重な本をありがとうございました。国立大学の独法化も含めて、学問、教育、雇用など広く考えていかねばと思います。そのために力になる本だと思います。(N)

*先生方の貴重な研究・教育の時間を奪う大学側の不法行為にますます怒りが大きくなります。この本が多くの人の手に渡り、自らの問題としてこの問題を考えられるようにしたいと思います。(A)

*貴重な御書『いま、大学で何がおきているか』拝領いたしました。三教授支援のご尽力、誠にご苦労に存じます。想い起こしますと、かつての「大学紛争」以来、大学の改革の議論が広く起こりましたが、私がB大学を退職した昭和63年(1988年)以後、大学の学科・講座の改変と、それに伴う管理運営制度の「改革」が急速に、全国的に進展し、遂に国立大学の行政法人化に至って明治以来の大学制度の「上」からの「大革命」となりました。10数年間の大きな変革に、老骨の身、ただただおどろいています。政治・経済あるいは文化など諸分野の変貌に相応して研究教育のあり方も変化・改革されざるを得ないことは当然ですが、そのことによって「学問の自由」、それを保障する「大学の自治」が失われるならば大学の存在理由がなくなるでしょう。心ある研究者の危惧の言がともすれば大きな「改革」潮流に押し流されそうな今日、鹿児島国際大学三教授支援の皆様方の運動は「学問の自由」と「大学の自治」を護る篝火の意義をもつものとひそかに思念し、敬意を払います。勝訴の一日も早いことを期待いたします。(Y)



 
 
 
2004年04月28日

全国連絡会、ブックレットを刊行!
『いま、大学で何がおきているのか−市民のための「大学改革をめざして−』

 鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会は,このたびブックレット『いま、大学で何がおきているのか−市民のための「大学改革をめざして−』を刊行いたしました。全国の支援者の皆様,是非ご購入下さい。

本書の「も<じ」

はじめに「大学改革」の今日的意味
 ◆いま、なぜ「大学改革」か ◆日本経済の構造改革と大学改革 ◆だれのための大学改革か
 ◆大学改革によってもたらされるもの ◆鹿児島国際大学事件の意味するもの
 ◆市民のみなさんへ
第一部 鹿児島国際大学での三教授不当解雇事件
 ◆鹿児島国際大学三教授不当解雇事件の経緯 ◆鹿児島国際大学不当解雇事件の性格
 ◆鹿児島国際大学三教授不当解雇事件の現代的意味
第二部 シンポジウム
 ◆学問の自由と研究者の人権−一国際的潮流と日本の課題、そして知識人の役割−−
 ◆学問の自由と研究者の人権−−シンポジウム絵括
おわりに 大学人の「市民的ネットワーク」を!!

編集:鹿児島国際大学三枚授を支援する全国連絡会事務局
発行:鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会
発売:かもがわ出版
定価:1200円(税込1260円)


 
 
 
2003年10月20日
全国連絡会主催
 公開シンポジウム「学問の自由と研究者の人権」の内容を公開!

 9月21日、鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会(以下、全国連絡会)は、「学問の自由と研究者の人権―国際的潮流と日本の課題、そして知識人の役割―」と題した公開シンポジュウムを開催しました。午前中に開催した全国連絡会の第4回全国会合とあわせて、60名の参加がありました。JSA京都支部にも協賛団体に加わっていただき、宣伝等にご協力いただいたことに御礼申し上げます。以下、シンポジュウムの概要を簡単にご報告します。

 シンポジュウムの第1部では、田中昌人氏、紀葉子氏、池内了氏、浜林正夫氏の四人のシンポジストの報告を受けて、パネルディスカッションを行いました。
田中氏は、氏が在任中に編集された龍谷大学大学教育開発センター『21世紀の高等教育、科学、文化、自由に期待されているもの』(「大学教育開発」参考資料 第1集)をもとに、高等教育の国際的潮流を踏まえて、日本の高等教育が直面する課題について話されました。
 紀氏は「学問の自律性の危機と知識人の役割」と題して話されました。フランスの社会学者、ピエール・ブルデューを紹介しながら、ネオリベラリズムの下で進行している「学問の自律性の危機」を告発し、知識人の役割の発揮と連帯を呼びかけました。
 池内氏は、国立大学法人化法の問題点について指摘するとともに、法案成立後の国立大学の状況を紹介されました。今後の課題として、@先進国の中で圧倒的に低くなっている高等教育への公共支出の増大、A大学における教育の再定義、B大学自身の自浄能力の獲得、の3点を強調されました。
 浜林氏は、日本における研究者の人権状況を、国公立大学、私立大学、研究所や民間企業、非常勤講師のそれぞれについて話されました。その上で、今後の課題を指摘されました。その中で浜林氏は、日本の国民全体の人権が著しく侵害されていることを、まず認識する必要があることを強調されました。また、全国的な連帯の組織をつくっていく必要があることも指摘されました。
 4人のシンポジストからの報告を受けた後、パネルディスカッションに移りました。フロアーからは、富士大学における権利侵害の実態が紹介されるとともに、鹿児島国際大学における事件の現状報告がありました。また、大学における教学創造の課題や任期制などについて活発な議論が行われました。
 協賛団体の一つである社会文化学会の代表、中村共一氏が、第1部の閉会あいさつを行い、そのなかで「ネットワークの重要性」と「ネットワークへのコミットメント」を強調されました。

 18時から行われた第U部のレセプションには、36名の参加がありました。参加者全員の自己紹介を行うなど和やかな雰囲気ですすめられるとともに、全国的な連帯のためのネットワークづくりの課題が改めて確認されました。

* 全国連絡会では、シンポジュウムの内容をまとめる準備をすすめています。刊行の際には、改めて紹介させていただきます。  細川孝(龍谷大学分会、全国連絡会事務局)

 
 
 
2003年10月10日
鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会
  懲戒解雇の撤回と名誉毀損の謝罪を求める「要請書」を
  学校法人津曲学園理事:伊東光晴氏,新学長:瀬地山敏氏,その他
  全理事・監事に
送付

 鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会は,学校法人津曲学園(鹿児島国際大学)の理事伊東光晴氏,新学長瀬地山敏氏をはじめ同法人の全理事・監事に対して,「鹿児島国際大学三教授に対する懲戒退職処分の撤回と名誉毀損の謝罪を行ない、原状回復を求める要請書」を10月9日時点で送付した。なお,この要請書は,9月21日開催の全国連絡会第4回会合にて決定されたものです。
≪要請内容は,次の2点≫
1. 田尻利教授、馬頭忠治教授、八尾信光教授に対する懲戒退職処分をすみやかに撤回し、原状回復を行うこと。
2.上記三教授の名誉を著しく傷つけたことに対して謝罪すること。

 「要請書」には,昨年度から取り組んだ上記要請趣旨に賛同する署名数も明記している。
   上記の要請書に署名した総数(2003年9月21日現在) 4028名
      大学関係者 1260名
          内訳;国公立大学(国公立研究機関を含む)449名、私立大学 811名
      上記以外  2768名

「鹿児島国際大学三教授に対する懲戒退職処分の撤回と名誉毀損の謝罪を行ない、原状回復を求める要請書」(全文)はこちら ≫

 
 
 
2003年10月06日
鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会
  懲戒解雇の撤回と名誉毀損の謝罪を求める「要請書」を
  鹿児島国際大学菱山泉学長(現学園理事長)
に送付

 鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会は,鹿国大菱山泉学長(現津曲学園理事長)に対して,「鹿児島国際大学三教授に対する懲戒退職処分の撤回と名誉毀損の謝罪を行ない、原状回復を求める要請書」を10月3日時点で送付した。なお,この要請書は,9月21日開催の全国連絡会第4回会合にて決定されたものであり,今後同学園の全理事にも送付する予定。
≪要請内容は,次の2点≫
1. 田尻利教授、馬頭忠治教授、八尾信光教授に対する懲戒退職処分をすみやかに撤回し、原状回復を行うこと。
2.上記三教授の名誉を著しく傷つけたことに対して謝罪すること。

 「要請書」には,昨年度から取り組んだ上記要請趣旨に賛同する署名数も明記している。
   上記の要請書に署名した総数(2003年9月21日現在) 4028名
      大学関係者 1260名
          内訳;国公立大学(国公立研究機関を含む)449名、私立大学 811名
      上記以外  2768名

「鹿児島国際大学三教授に対する懲戒退職処分の撤回と名誉毀損の謝罪を行ない、原状回復を求める要請書」(全文)はこちら ≫

 
 
 

9月21日 全国連絡会「第4回全国会合」・「公開シンポジウム」を開催!

【第4回全国会合】
議題
(1)現状報告 @裁判の経過,A支援活動の経過,B学園当局の動き,Cその他
(2)今後の取り組み
(3)全国連絡会会則について
(4)会計報告
(5)逝去された会員について
(6)その他

【公開シンポジウム「学問の自由と研究者の人権-国際的潮流と日本の課題,そして知識人の役割-」

1.「高等教育の国際的潮流と日本の大学改革」 田中昌人氏(京都大学名誉教授,人間発達研究所所長)
2.「学問の自律性の危機と知識人の役割」 紀葉子氏(東洋大学助教授)
3.「国立大学独立行政法人化問題と大学の自治と学問の自由」 池内了氏(名古屋大学教授,大学改革を考えるアピールの会呼びかけ人代表)
4.「日本における研究者の人権状況と今後の課題」 浜林正夫氏(一橋大学名誉教授,JSA科学者の権利問題委員会委員長)

シンポでの報告内容,議論の総括は後ほど連絡会公式HPで詳しく報告する予定です。
(写真 上段は第4回全国会合での審議の様子。下段は公開シンポにおける各シンポジスト