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2003年11月28日
鹿国大解雇事件本訴裁判 
下山房雄氏(下関市立大学学長・九州大名誉教授)が鹿児島地裁に提出した「意見書」を全面公開!

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 本件,懲戒解雇事件は,法人理事会が鹿児島国際大学経済学部の採用人事の審査内容に介入し,業績報告書を「虚偽記載」と一方的に決めつけ,公募科目「人事管理論および労使関係論」に適合しない候補者を採用しようとしたとの不当な「事由」により教員選考委員会の委員長であった田尻利教授および副査の馬頭忠治教授を懲戒解雇にし,さらに審査教授会において「誤った結論に導いた」として八尾信光教授をも懲戒解雇にするという日本大学史でも前代未聞の不当権利侵害事件です。
 裁判の重要な争点となっている教員選考委員会による研究業績評価の妥当性・正当性については、本訴裁判の三教授側証拠資料のなかで労使関係論・人事労務管理論の代表的研究者たちが、それぞれの立場から説得力のある意見書(5つ)を提出しています。なかでも,下山房雄九州大学名誉教授(現下関大学学長)の意見書は、「人事管理論」および「労使関係論」の学問的系譜や性格を明らかにした上で、採用候補者の研究対象と業績を検討し、当該候補者を公募科目の担当者として推薦した委員会の判断の正当性を説明しています。また,このような学問的判断を理由に関係者が処分されたことの異常性と不当性を明らかにされています。

 この度,下山房雄下関市立大学学長は,裁判所に提出した「意見書」(2003年7月11日付)をご自身のホームページに全面公開されており,リンク致します。