守山女子高、歴史に幕=滋賀

大阪読売新聞(2006/03/31)

 4月から「立命館守山高校」として新たなスタートを切る守山市立守山女子高校(同市勝部)で30日、校舎に掲げられた校名を記した看板がシートで覆われ、女子校としての歴史に別れを告げた。
 看板は1・5メートル四方。1枚1文字で「市立守山女子高等学校」と書かれ、校舎が完成した約40年前、本館(4階建て)屋上に設置された。約300メートル離れたJR東海道線の車窓からも、よく見えたという。
 この日の行事は、メモリアル事業実行委(会長=三品正親・PTA会長)などが実施。
 生徒や教職員、保護者ら約50人が見守る中、看板1枚ずつが白いシートで覆われ、参加者は名残惜しそうに写真を撮るなどしていた。
 同高では、共学の立命館守山高の開校に向け、男子トイレを設けるなど改修作業が行われており、屋上の看板も書き替え、改めて設置する予定。