守女高で移管式典、75年の歴史に幕

朝日新聞(2006/03/25)

 県内唯一の公立女子高だった守山市立守山女子高(同市勝部3丁目)で24日、移管式典があり、裁縫学校時代から数えて75年の歴史に幕を下ろした。4月から学校法人立命館(京都市)へ移管され、男女共学の立命館守山高になる。
 式典には、女子高として最後の生徒となった1、2年生378人と、市や立命館の関係者ら約30人が出席。北川晴雄校長が「学校名は変わるが、新たなステージでも一歩一歩確実に歩んで下さい」と在校生を激励し、山川芳志郎・市教育長へ校旗を返納した。生徒を代表して生活総合科2年の西田沙希恵さん(17)が「女子高がなくなるという逆境の中で、守女の良さを再確認できた。伝統をしっかりと受け継ぎ、新入生に伝えていきたい」と誓った。
 同高は30日夕、校舎屋上の看板を降ろすセレモニーを予定している。