守山女子高:「守女」の伝統を絶やさぬと決意−−立命館守山高への移管式典

毎日新聞地方版(2006/03/25)

 4月から立命館守山高となる守山市立守山女子高の最後の学校行事となる移管式典が24日、同校であった。校旗の返納やメモリアルビデオの上映などが行われ、46年間の歴史に幕を下ろした。
 1、2年の在校生378人らが出席。北川晴雄校長は「新たなステージの中で学校生活を築き上げてほしい」などとあいさつした。4月から校長となる川村貞夫・立命館副総長が「守女の伝統を継承して、新しい歴史の1ページを作ってほしい」と話し、北川校長から山川芳志郎教育長に校旗が返納された。
 生徒会長の西田沙希恵さん(2年)は「逆境の中で、団結力など守女の本当の良さを再確認した。母校が無くなってしまうのは今でも信じられないが、守女の伝統を絶やさず、立命館守山高の新入生に伝えていきたい」と決意を述べた。
 守山女子高は1959年に全国初の町立高として創立。これまで1万1414人の卒業生を送り出した。