平安女学院大 生活福祉など2学部開設 2007年度 京には「国際観光」

京都新聞(2006/02/11)

 平安女学院大(大阪府高槻市)は十日までに、国際観光学部と生活福祉学部を二〇〇七年度に開設する方針を決めた。国際観光学部は京都市上京区の元短期大の校舎を活用、京都キャンパスとする。
 現在はともに高槻市にある人間社会学部と生活環境学部を改組して開設する。文部科学省に近く計画を届け出る。
 国際観光学部はホテルや結婚関連産業などの分野を学ぶ「ホスピタリティマネジメント」と、旅行業などでの活躍を目指す「観光プロデュース」の二コースを設置。近隣のホテルなどと連携し、実際の現場で学ぶほか、京都学科目や京都検定などの講座も導入する。
 生活福祉学部は高槻に開設し、保育士や社会福祉士、建築士などの資格取得を目指す。
 京都キャンパスは、一八九四年完成の近代建築で、改修中の「平安女学院明治館」(上京区)も活用する予定という。山岡景一郎学長は「国際観光都市・京都ならではの学部にしたい」と話した。