就学権の確認を求めて控訴中の川戸佳代さん(平安女学院大学4年生)が,11月11日(金),オープンカフェ京都自由大学において講師の一人として招かれ,以下のようなテーマで講義をされます。
このときには,大阪高裁の判決も出ています。それも踏まえつつ,川戸佳代さんは,どのような思いから就学権確認訴訟に臨んだのか,今の大学の実情やその中で大切にすべきものは何かを,学生の立場から自由に語ってもらえると思います。
プログラムは,このサイトページ。
テーマ
「いま、大学では(3) 「就学権確認等請求」裁判の意味するもの」
講師 川戸 佳代
(平安女学院大学 守山キャンパスの存続を守ろうの会 代表)
日時 2005年11月11日(金) 午後19時から21時
場所
京都三条ラジオカフェ(地図はこちら)
授業料無償,講座参加費(ドリンク代、資料代など)1000円
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なお,「オープンカフェ京都自由大学」とは,このような大学です。
「オープン・カフェ・京都自由大学」
開校アピール 日本にはおよそ1200余りの大学が存在します。大学は、これまで社会を啓蒙し、多くの専門知識を提供し、社会的に多くの人々を育て、輩出してきました。その意義を多くの人々が認めています。
けれども、いま日本の大学は大きな曲がり角に来ています。最大の焦点は、大学の公共性の問題です。 1966年に国連で採択された国際人権規約・社会権規約は、第13条第2項cで「高等教育は、すべての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、能力に応じ、すべての者に対して均等な機会が与えられるものとする」と述べています。
ところが、日本の大学は、例外なく、戦後一貫して学費を値上げしてきました。学費値上げは、給料や物価の上昇よりもはるかに急速で、大幅なものでした。このために日本のすべての大学は国際人権規約に違反している、ということにならざるをえません。
国連は徐々に高等教育を無償化するよう呼びかけていますが、日本政府はぎゃくに学費をどんどん値上げしていこうとしています。規約採択以降の約40年のあいだに、日本の大学が歩んだ道と国際社会が歩もうとする道は大きく食い違い、まったく反対の方向へ行ってしまったのです。
ここに新しく開設するオープン・カフェ・京都自由大学(以下自由大学と略記)は、以上のような反省をふまえて出発します。自由大学は日本に存在するあらゆる大学とはまったく異なる基本的価値理念にたっています。なによりも自由大学は、国際人権規約を完全実施する、市民に開かれた大学です。
三条御幸町を少し下がったところに、京都三条ラジオカフェがあります。ここを拠点に、個性的かつ魅力的な講師陣が、金、土曜日の夜、ヴォランティアで話し、自由なディスカッションをします。
自由大学が、世界と京都の平和・自由・民主主義の前進を応援できればとても嬉しく思います。
オープン・カフェ・京都自由大学 学 長 益川 敏英
副学長 神谷 雅子
副学長 徐 勝
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■「オープン・カフェ・京都自由大学」ホームページ
■オープン・カフェ・京都自由大学の講義に参加するには
「就学権確認訴訟を支援する大学人の会」事務局