大学人の会ニュース 25(2005/12/06)
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平安女学院大就学権確認訴訟原告川戸さん、大学評価学会第17回研究会に参加して |
大学評価学会第17回研究会に参加して 平安女学院大学学生 川戸 佳代 今年7月に大津市で行われた第17回研究会において、私は、平安女学院大学びわ湖守山キャンパスの移転・統合問題についての事実経過と就学権確認訴訟に関する特別発言をさせていただきました。 参加者からは、@学生は大学の構成員であるため、合意形成のプロセスに関わらなければならない。A実際に学内では学生が授業料を払っていることを忘れている教職員がたくさんいる。Bまさにモラルハザードの問題だ。移転によって混乱させた理事長は辞めていないし、大学にも株主総会のような機関が必要である。C国公私立を問わず自浄能力の備わっていない大学が多くある。D第三者機関を置いても、前理事が監事をやっていたりするため本当に監督しているのか疑わしいし、形だけになっているのではないか、という意見が出されました。 移転・統合についてどのような合意形成プロセスが求められるのか。また、大学の構成員である学生が組織の一員としてどこまで尊重されているのか。このような問題は、今回の移転にとって、不可欠の論点です。しかし、平安女学院の場合は、このような問題が全く顧みられることなく、経営側の都合によって移転・統合が強行されてしまいました。 |