南日本新聞社の事件報道

 

 

南日本新聞社は,鹿国大から報道記事に関し名誉毀損と訴えられたことに対して,以下のような記事を2003年5月3日付朝刊に掲載した。


「解雇報道で名誉毀損」 
南日本新聞社などを提訴

 鹿児島国際大学の三教授懲戒解雇をめぐる報道で,同大学を経営する津曲学園(津曲貞春理事長)は「誤った記事で名誉を毀損された」などとして二日までに,南日本新聞社と同学園と係争中の八尾信光教授(55)に,謝罪広告など計645万円の存在賠償を求める訴えを鹿児島地裁に起こした。
 訴状によると,同学園は南日本新聞が同教授らの地位保全の仮処分決定を伝えた2002年10月1日付朝刊で,「『復職の仮処分決定』を報じたのは『地位保全を認める』などと表現すべきで誤報」などとしている。
 また03年2月17日付朝刊に投稿した八尾氏の肩書が鹿児島国際大学経済学部教授と記載されたことについて,「『解雇され現在係争中』などの註釈もなく,現在も教授職に就いているかのような印象を与える」などとして,名誉を毀損されたと主張している。
 八尾氏ら三教授は02年3月31日付で懲戒解雇され,地位保全の仮処分が鹿児島地裁に認められ,解雇無効などを求めて本訴で係争中。同学園側は仮処分決定への異議を申し立てている。


(南日本新聞2003年5月3日朝刊)

 

 

 

 

損害賠償裁判第1回口頭弁論について,南日本新聞は2003年6月5日付朝刊で次のように報道した。


鹿国大報道訴訟
南日本新聞と教授 学園側と争う構え
鹿地裁初弁論

 鹿児島国際大学(鹿児島市)を経営する津曲学園(津曲貞春理事長)が「謝った記事で名誉を傷つけられた」などとして南日本新聞社と,同学園と係争中の八尾信光教授(55)に謝罪広告など計645万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日,鹿児島地裁(池谷泉裁判官)であった。被告側はいずれも答弁書で請求棄却を求め,争う構えを見せた。

 訴状によると,同学園側は,懲戒解雇した三教授が求めた地位保全の仮処分決定をめぐり,南日本新聞が2002年10月1日付朝刊で「復職の仮処分決定」と報じたのは「『地位保全を認める』などとすべきで誤報」としている。また,03年2月17日付朝刊で,投稿した八尾氏の肩書が鹿児島国際大学経済学部教授と記載されていたのは「現在も教授職に正規に就いているかのような印象を与える」などとして,名誉を毀損されたと主張している。


(南日本新聞2003年6月5日朝刊)